反張(はんちょう)ヒザって知っていますか?

反張ヒザとは?

 

反張ヒザとはヒザが真っすぐ以上に伸びて反り返っている状態をいいます。イメージとしてはヒザが逆に曲がっているといった感じです。

 

上記の写真のように極端な反張ヒザの人もいますが、多くの方は自分が反張ヒザ気が付かず生活をしています。その結果、年を重ねるごとに骨が変形し、О脚やガニ股になっていきます。変形が強くなるとヒザの痛みが出て歩行困難になる方もいますので注意が必要です。

 

反張ヒザはからだに様々な悪影響を及ぼす

 

では反張ヒザになってしまうとどのような影響があるのでしょうか?

反張ヒザによる悪影響には以下のようなことがあります。

 ●ヒザ痛や腰痛が起こる

 ●ふくらはぎやヒザの裏が疲れやすい

 ●下半身がむくみやすい

 ●猫背になる

 ●歩くとすぐに疲れる

 ●将来О脚やガニ股になる

 ●肩こりや首コリが起こる

 ●偏頭痛が起こりやすい

特にヒザ痛や腰痛は若い方には出にくいですが、ほうっておくと次第に足がО脚のように変形し、強い痛みで歩行困難になります。反張ヒザはなるべく早い段階で改善していく方が良いでしょう。

 

 

反張ヒザのチェック法

 

反張ヒザのチェック法は、下記の方法で行ってみてください。

①仰臥位の状態で、足首の下に、バスタオル2枚丸めたものを置きます。

②ひざ裏が地面につくかどうかをチェック。この方法で、地面にひざ裏がついてしまう場合は、反張ヒザになっているかもしれません。

 

まずは、このチェックで「自分のヒザが反りすぎていないか」を確認して、反張ヒザの改善を行う必要があるのかを判断してみましょう。正常な状態だとヒザ関節の可動域は0度なので、まっすぐ着けていない場合は過伸展しているかもしれないですね。

 

反張ヒザの原因は?

 

では反張ヒザの原因は何なのでしょうか?実は日常生活でのからだの使い方に原因があります。

私たちは一人一人異なるからだの使い方をしています。例えば歩き方を見てもО脚で歩く人もいればX脚で歩く人、猫背で歩く人や腰を反らせて歩く人など様々です。

つまり反張ヒザになる人は反張ヒザになる体の使い方をしているのです。反張ヒザになりやすい人には大きく分けて3つの癖があります。この3つの癖のうち1つ、または複数の癖が出ることによって反張ヒザになります。

1.裏の重心位置が偏っている

2.ヒザが反るような力を入れている

3.ヒザを支える筋力のバランスが悪い

 

1、足裏の重心位置が偏っている

 (結果的に歩行時に足指が浮きます)

 

足裏の重心位置が偏っている場合、反張ヒザになりやすいです。例えば、かかとに重心が多くかかるとバランスをとるために足指が浮いてきます。その結果、ふくらはぎの筋肉が緊張し、ヒザが反ってくるのです。

また、ハイヒールを履く方も足指に体重がかかりやすくなり、足指が反った状態になりやすいです。

 

 

2、ヒザが反るような力を入れている

 

特に正しい姿勢を意識している人ほど、ヒザに力を入れて後ろに反らしていることが多いです。例えば、バレエダンサーは姿勢を正して美しさを表現するために常にヒザに力をいれています。その結果、バレエダンサーは反張ヒザになってヒザを痛める方がとても多いのです。同じようにモデルもヒザを痛めている人が多いです。

 

もしかしたらあなたも普段から姿勢を良くするために背筋をピンと張ったり、ヒザに力を入れていませんか?これは正しい姿勢ではなく、「無理をした姿勢」です。特に良い姿勢をとると背中やふくらはぎが疲れるという方は間違った姿勢をとっています。

 

3、ヒザを支える筋力のバランスが悪い

 

ヒザを支える筋力のバランスが悪い人も反張ヒザになりやすいです。太ももには大腿四頭筋という筋肉があり、太ももの裏にはハムストリング(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)という筋肉がついています。

 

この大腿四頭筋とハムストリングの筋力バランスが悪くなると、ヒザの安定性が損なわれるため、ヒザを反らせて(ヒザロック)安定させようとします。その結果、反張ヒザになるのです。

 

反張ヒザの改善方法(治し方)

 

反張ヒザの改善方法(治し方)は、テーピングや正しい歩き方立ち方、トレーニングによって改善することができます。もちろん専門の先生に診てもらうことは、忘れないようにしましょう。まだ痛みのない時は、まずは土台である足を安定させ、正しい歩き方をするようにしていきましょう。

 

1.反張ヒザのテーピング

 

テーピングは、足の指のところにするのは練習が必要なので、むずかしいと感じる場合は、カカトと足の甲にするテーピングだけにしておいてください。カカト(アキレス腱)を補強するだけで、ヒザ関節や体は安定しますので、ご安心ください。

 

反張ヒザのテーピング方法

 

2.反張ヒザのトレーニング

 

反張ヒザのストレッチやトレーニングについては、注意点があります。それは決して筋力トレーニングをしているわけではない」ということです。反張ヒザは筋力の低下だけが原因でありません。日々の足の使い方のくせの方が大きな問題なんです。この点は忘れないようにしてしださいね。

 

反張ヒザのトレーニングについては、ここでは「正しい立ち方」をマスターしましょう。わるい立ち方は、ヒザを伸ばしきった立ち方です。正しい立ち方は、ヒザを少し曲げた立ち方です。曲げると言っても、「ヒザが少し曲がっているかな」ぐらいのイメージでオッケーです。

 

このクセをつけると、体重が前方に片寄りにくくなり、無意識にヒザでバランスをとって伸展させるクセをなくすことができます。

ぜひ、この方法は続けてみてください。